会社四季報の見方
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調整一株益と最高純益の見方

調整一株益

会社四季報の【指標等】に記載されている「調整一株益」と「最高純益」の見方とその意味について解説します。

潜在株式を含めた純利益が調整一株益

会社四季報の調整一株益と最高純益

調整一株益」とは、潜在株式を含めた一株あたりの当期純利益のことです。

潜在株式とは、転換社債や種類株式等のような、未行使状態の新株予約権を合わせた株式の数です。

私たちが一般的に売買したり、保有している株は、普通株式です。
しかし、株主には私たち以外にも将来株主になるかもしれない「株主予備軍」がいます。

それが、転換社債や種類株式を持っている人達の存在です。
企業は資金調達の方法として特殊な社債や株式を発行する場合があります。

転換社債:ただの社債だが、一定の条件を満たすと株式に替えることができる
種類株式:議決権がない株式や配当が出ないなど特殊な株式

こういった特殊な社債や株式は、現時点では発行済株式数にはカウントされていませんが、将来、普通株式に転換される可能性があるものです。

これらが普通株式になってしまうと、業績の一株当たり利益は希薄化して減少してしまいます。
もしそうなった時のことを踏まえて、あらかじめ潜在株式もカウントした場合の利益はどうなるか?を考えたものが「調整一株益」です。

サンプル図はNTTドコモの会社四季報ですが、ドコモは転換社債や種類株式を発行していないので、潜在株式はありません。よって「-」と書かれています。

最高純益は企業がこれまでに出した最高の利益

最高純益

最高純益」は文字通り、会社がこれまでに出した「過去最高の純利益」です。

上記サンプル図のNTTドコモの最高純益は、「2005年3月期に出した7,475億円」です。

まとめ

  • 調整一株益は潜在株式を含めた一株あたりの純利益
  • 普通株式のほかに、種類株式や将来株式になる可能性のある転換社債がある
  • 会社四季報には、過去最高の純利益がいつで、いくらだったかも書かれている

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