会社四季報の見方
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連結事業の見方

連結事業の見方

連結事業

会社四季報で企業情報を見る上で欠かせないのが【連結事業】の項目です。

企業の具体的な特徴については【特色】の部分にまとめられていますが、【連結事業】を見ると、会社がどのようなビジネスを展開しているのかひと目でわかります。

参考画像はトヨタ自動車(7203)の会社四季報情報です。
【連結事業】を見ると『自動車91(0)』、『金融6(28)』、『他3(4)』と書かれています。

連結事業とは、トヨタ自動車とその子会社を含めたすべての会社を合わせたものという意味です。
トヨタ自動車だけだと、「単独事業」といいます。
この「連結」と「単独」はいろいろな場所で出てくるので必ず覚えておきましょう。

【特色】に書かれているように、トヨタは子会社にダイハツや日野自動車を抱えています。
会社四季報の【連結事業】の項目に書かれている数字は、それら子会社の売上や利益もすべて含めた「トヨタグループ」の事業内容ということです。

株式投資の世界では、ほとんどの場合「連結」が重要視され、「単独」はさほど気にされません。
決算においても「単独決算」よりも、子会社を含めたグループ全体の「連結決算」の方が圧倒的に重視されます。

数字の見方

数字の見方ですが、『自動車91(0)』は以下のような意味を表しています。

自動車91(0)

事業内容 売上構成比率(売上高営業利益率)

トヨタ自動車の連結事業は

よって、トヨタの連結事業を見るとこのようになります。

■自動車事業 売上構成比率91% 売上高営業利益率0%
トヨタのメイン事業は言うまでもなく自動車の製造販売です。
その構成率は全体の91%を占めます。
本来は利益の出ている事業なのですが、ちょうどこの時期(2012年3月期)は、円高等の影響により自動車販売が不振で、利益は出ていませんでした。

ちなみに特定の事業が赤字の場合は()内にマイナスの数字が付きます。

■金融事業 売上構成比率6% 売上高営業利益率28%
トヨタが金融事業をおこなっていることはご存知でしょうか?
トヨタ自動車は、連結子会社の「トヨタファイナンス株式会社」を通じて金融事業をおこなっています。

トヨタファイナンスでは主に、車を買うときの自動車ローンや、クレジットカードの発行、そして住宅ローンの支援までをビジネスとして展開しています。

トヨタの売上全体に及ぼす影響は6%と小さいですが、売上高に対する利益率は28%と高い数字となっており、「安定した堅い事業」であることがわかります。

■その他事業 売上構成比率3% 売上高営業利益率4%
その他にも微々たるものですが、いくつかの事業を展開しています。
構成比率は気にするほどではない3%程度で、わずかながら利益も出ているようですね。

会社四季報には「海外売上高比率」も記載されていますが、これについてはまた別のページで紹介します。
→海外売上高比率へ

まとめ

  • 【連結事業】は企業のビジネスを知る上で欠かせない項目
  • 「連結」は子会社を含む全体の合計、「単独」は親会社のみの数字を意味する
  • 事業内容・売上構成比率・営業利益率がひと目でわかる

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