会社四季報の見方
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連結企業と経営陣とは

連結企業

経営陣一覧

【連結】には、企業の主な連結子会社が記載されています。
連結子会社とは、株式の50%以上を保有し、事実上経営を支配できる会社のことです。

連結子会社については「株主構成と大株主」をご覧ください。

右図は「ソフトバンク(9984)」の会社四季報です。

【連結】ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクモバイル

このように書かれています。
かんたんに説明すると、それぞれ以下のようなビジネスをおこなう会社です。

■ソフトバンクBB
ブロードバンド事業を手がけるソフトバンクBBは、「Yahoo!BB」を中心としたインターネット接続のプロバイダ事業を展開している会社です。

とても昔の話なのですが、電気屋さんや路上でベンチコートを着たスタッフがひたすら「Yahoo!BB」の紙袋を配っていたのを覚えていませんか?

■ソフトバンクテレコム
固定電話やデータセンターの運営などを含めた通信サービスを手がけるのがソフトバンクテレコムです。

一般の固定電話事業を手がける会社と考えるとわかりやすいと思います。

■ソフトバンクモバイル
ソフトバンクの携帯電話サービスを提供しているのが、ソフトバンクモバイルです。

ソフトバンクの携帯サービスは「ソフトバンク株式会社」が提供しているサービスではなくて、厳密に言うと、「ソフトバンクモバイル株式会社」という子会社が提供しています。

従業員はたったの175名?ソフトバンクは持ち株会社

持ち株会社

ソフトバンクと言えば総合的な通信事業を手がける会社というイメージがあります。
しかし、そのほとんどの事業はすべて上記のような子会社が展開しているサービスで、上場企業であり本社となる「ソフトバンク株式会社」そのものは、特に大きなビジネスをしていません。

というのも実は「ソフトバンク株式会社」の従業員数はたったの175名なんです。(四季報に書いています)

このような経営方針を「持ち株会社制」と言い、従業員数175名の「ソフトバンク株式会社」は、主にグループ全体を統括する経営だけをおこないます。

そして、ソフトバンクBBやテレコム、モバイルなどの連結子会社を全て含めると、従業員数は22,710名まで一気に膨らむのです。

近年では、このような持ち株会社制を取り入れた経営が主流となっています。
上場企業で「◯◯グループ」とか「◯◯ホールディングス」と名前の付く企業は、経営だけをおこなう「持ち株会社」と、実際のビジネスを展開する「子会社」に分けられた持ち株会社の体制になっています。

  • LIXILグループ(5938)
  • パソナグループ(2168)
  • 野村ホールディングス(8604)
  • セガサミーホールディングス(6460)

経営陣をみれば社長や取締役の名前がわかる

経営陣一覧

会社四季報の【役員】の欄には、経営陣のリストが並んでいます。

  • (会)会長
  • (社)社長
  • (取)取締役
  • (常監)常勤監査人
  • (監)監査人

会社四季報の【株主】を見ると、大株主の一覧が載っていますが、個人名で大株主になっている人のほとんどは、創業者や社長、取締役などの経営陣です。

また、会社四季報CD-ROMを使うと、役員の名前で検索することもできます。
例えば「孫正義」と検索すると、孫社長はソフトバンクの社長でありながら、ヤフー(4689)の会長を務めていることも、四季報からわかります。

まとめ

  • 50%以上の株式を取得した連結子会社は会社四季報の【連結】に記載される
  • 持ち株会社を上場させて子会社を通じてビジネスを展開する会社が多い
  • 会社四季報CD-ROMを使うと複数の会社の役員を務めていることがひと目でわかる

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