会社四季報の見方
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設立年月と上場年月

設立年月と上場年月

会社四季報の一番最初の項目に【設立】【上場】と記載されている項目があります。

この項目は会社の「設立年月」と「上場した年月」を表すものです。

設立

設立年月と上場年月

【設立】は会社を設立した年月を表すものですが、注意点が一つあります。
ここに記載されているのは、「株式会社を設立登記した年月」であって、実際に事業を創業した年月ではありません。

例えば、SNSサイトを運営する「グリー(3632)」は、最初は社長の田中良和氏が個人事業として2004年2月に創業したサービスです。

その後、2004年12月にグリー株式会社として法人登記したため、グリーの会社四季報の【設立】の項目には「2004.12」と記載されています。

また、老舗の会社でも近年では経営統合して新会社を設立するケースも多いです。
石油開発・販売の大手「JXホールディングス(5020)」は、新日本石油と新日鉱ホールディングスという2つの老舗企業が2010年に経営統合して誕生した会社です。
この場合、JXホールディングスの会社四季報の【設立】は2010.4と記載され、同時に【上場】の項目にも2010.4と記載されます。

同じく保険会社大手のNKSJホールディングス(8630)もまた、損保ジャパンと日本興亜損保が2010年に経営統合した会社なので、【設立】【上場】ともに2010.4となっています。

【設立】と【上場】の年月が同じ会社の場合、経営統合によって生まれた新会社の可能性が高いです。

上場

【上場】は株式会社が証券取引所に上場した年月を表します。
この項目で注意したいのは2点です。

重複上場した場合

企業の中には、最初に東証に上場し、その後大証(大阪証券取引所)に上場する会社があります。中には4つや5つの証券取引所に上場している会社もあります。
その会社がどの証券取引所に上場しているかは、会社四季報の【証券】の項目に書かれています。

例えば、95年に東証に上場し、2003年に大証に重複上場した企業があったとします。
この場合、会社四季報の【上場】の項目には95年と記載されます。

指定替えした場合

同様に、上場企業の中には「指定替え」をする会社もあります。
最初はベンチャー企業が多い「東証マザーズ市場」に上場し、その後、会社の業績や規模が大きくなって、東証一部への上場基準を満たすことになった為、より大きな信用を得るために「東証一部」に移動するというような事例です。

指定替えをする企業は結構多いです。
逆に、東証一部だった会社が、業績悪化で上場の条件を満たせなくなり、東証二部に指定替えすることも珍しくありません。

このような場合も、一番最初に上場した年月が【上場】に記載されます。

どちらの場合も、一番最初に『証券取引所』に上場した年月が記載されていると覚えておきましょう。

まとめ

  • 【設立】は会社の設立年月、【上場】は会社の上場年月を表す
  • 株式会社として正式に登記した年月が【設立】に記載される
  • 重複上場や指定替えがあっても、最初に取引所に上場した年月が記載される

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