ROE(自己資本利益率)とは

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ROEとは

ROEとは、別名「自己資本利益率」と呼ばれる指標の一つで、会社四季報の【指標】の部分に記載されています。

企業は株式を発行するとことで投資家からお金を集めます。
その集めたお金を使ってビジネスを展開し、利益を生み出します。
これが株式会社のしくみです。

しかし、同じ1億円の利益を生み出している会社でも、株主から多くのお金を集めて生み出した1億円と、ほんの少しのお金だけで生み出した1億円とでは、効率性に違いがあります

つまり、株主から預かったお金の使い方が上手い会社と、下手な会社がある。ということです。

会社四季報のROE

株主から預かったお金をどれくらい効率よく使えているのかを表す指標が「ROE(自己資本利益率)」になります。
似たような指標として「ROA(総資産利益率)」というものもあります。

会社四季報では、現在のROEの数字と来期の予想ROEの値を記載しています。

ROEの計算方法

ROEの計算方法

ROEの計算方法は

ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

です。

当期純利益は、会社四季報の【業績】欄の純利益に書いています。
自己資本は、会社四季報の【財務】欄の株主持分という数字と同じです。

ROEの比較事例

冒頭の「同じ1億円の利益を生み出す企業」同士を比較した場合です。

■A社
純利益は1億円。ROEは5%。

ROE(5%) = 純利益(1億円) ÷ 自己資本(20億円) × 100

自己資本は20億円。
つまり、A社は自己資本20億円を使って、やっと1億円の利益を生み出した。

■B社
純利益は1億円。ROEは20%。

ROE(20%) = 純利益(1億円) ÷ 自己資本(5億円) × 100

自己資本は5億円。
つまり、B社はたった5億円の自己資本を使って、1億円の利益を生み出した。

同じ「純利益1億円」でもB社のほうが効率良く経営できているとわかります。

ROEの適正値は?

ROEが高いほど株主から集めたお金を効率よく使えていることになります。
つまり、「ROEの高い会社 = 成長率の高い会社」と言えます。

一般的には、ROE20%以上を継続して上回っている会社は成長率が高いと言われています。
実際、新興系のベンチャー企業にはROEの高い企業が多いですし、成熟した大企業ほどROEは低くなる傾向にあります。

また、計算式をみてもわかるように、効率良くお金を使っていても、純利益を生み出せていない会社(赤字の会社)もROEが下がります。

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